「おいしいものづくり」をご紹介したいー。
そんな思いから、ウッドエッグガーデン仙台では3月13日(土)14日(日)に「小さな春のパンマルシェ」を開催します。
このイベントに共感いただき、参加していただくパン店は、2日間で10店舗。
今回は、仙台市青葉区の行列店。「HEY」さんにお邪魔して、おいしいものづくりのお話を聞いてきました。
以前は荒町商店街で「OVAL COFFEE STAND」としてコーヒーとドーナツを提供していました。東京と比べるとあまり元気がない仙台の商店街。荒町も多分に漏れず、当時は人通りも多くありませんでした。
でも私たちのドーナツを求めて、多い日だと100名ほどの若い人たちに来店いただけた。自分ではよく分からないのですが「商店街に活気が出てきた!」と仰っていただくこともありました。仙台箪笥や酒蔵、仙台味噌のお店、人気のラーメン店など実はポテンシャルがある荒町商店街。その活性化の一助になったのなら、素直にうれしいですね。
その後、元々親交があった立町のカフェ「Welcome」と一緒になって、ここ片平に「HEY」をオープンしました。実はこのお店、設計も施工も什器も手づくり。壁も塗ったし、このテーブルも自作です。無垢材やレザー、石製のカウンターなど自分たちの好きなものに包まれた空間を目指したかったんです。マイフェイバリットを集めたお店なんですよ。
私のフェイバリット。例えば無垢材は、メンテナンスが必要なんです。このひと手間がモノへの愛情に変わると思っています。こういうのって、特に男の子は好きじゃないですかね(笑)。
HEYで提供している料理はもちろん、皿やグラス、カトラリーなどがすべてマイフェイバリット。これらは東京の店を覗いてもないんです。うちのシェフは、年に数回ポートランドを中心にアメリカを回ってきて、その土地のリアルな「今」を届けています。でも、表面をなぞるわけではなく、料理のディテールや盛り付けも表現したい。だから、これらの皿もポートランドの作家さんにお願いしてつくってもらっているんです。
飲食に携わる以上、味はもちろん、見た目もこだわるのはつくり手として当たり前だと思っています。店内に並ぶドーナツは10種類ほど。早朝から営業しているので、時間をかけて豊かな朝食の舞台にしてもらえたらうれしいです。
そのドーナツの人気は言わずもがな。取材と打ち合わせで数回お邪魔したが、店内はいつも活気にあふれている。それにしてもこの空間に居る人は、店員さんもお客さんもキラキラとしているように感じる。笑顔が輝き、会話が弾んでいる。その理由のひとつが福地さんのフェイバリットなのだろう。誰かのスキが、誰かのスキになる。そんな連鎖がこの店に行列を呼ぶ秘密なのだろう。
※イベント13日に販売となるHEYについては、第一部が他店より1時間遅い12時スタートになりますのでご了承ください(第二部は他店と同様14時スタートになります)。
住所/宮城県仙台市青葉区片平1-1-11 カタヒラビル1F
営業時間/9:30〜18:00※短縮営業時間
定休日/火曜日(他臨時休業あり)
ウッドエッグガーデン仙台では、3月13日(土)、14日(日)に、ふるさとのおいしいものづくりをご紹介&販売するイベント「春の小さなパンマルシェ」を開催いたします。
宮城県内を中心に、おとなりの山形県からもおいしいパンが届く予定。同時開催でお庭サイズの「おうちアウトドア」を体験できる催しも!
今回ご紹介したお店の出店情報やイベント詳細は、下記リンクよりご確認ください。
URL:https://woodegg.jp/news/569/ふるさとで生まれた、素材・技・デザインに優れたアイテムを発信するプロジェクトです
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