WOOD EGG PROJECT

【おいしいものづくり】日和ベーカリー

「おいしいものづくり」をご紹介したいー。
そんな思いから、ウッドエッグガーデン仙台では3月13日(土)14日(日)に「小さな春のパンマルシェ」を開催します。
このイベントに共感いただき、参加していただくパン店は、2日間で10店舗。
今回は、仙台市泉区の住宅街のかわいらしいお店「日和ベーカリー」さんでお話を聞いてきました

2021.03.11

人と日常に馴染む味を、毎日丁寧に

お話を聞いたのは店長の千葉さん
千葉さん

私がパンづくりを始めたのは32歳のころでした。それまではカフェやお菓子屋さんで修業をしていたのですが、パンづくりが一番自分の性に合っているなと思うんです。
カフェやケーキというは、どちらかというとちょっと特別だったり非日常を感じるためのものですよね。それに比べるとパンは日常的なもの。そういう「人と密着したもの」をつくって、地域に馴染むようなお店が理想だなって。

店内には、日常に馴染むようなラインナップが揃う

私が目指しているのは、子どもからお年寄りまでみんなが素直に「幸せ」と思えるような味。
例えば赤ちゃんのふっくら・ピカピカした笑顔を見たら、みんな自然とにっこりしてしまいますよね。そんなほっこりとした瞬間を、パンを食べる方に感じてもらいたい。店名の「日和」にも、やさしくて安心できるお店でありたいという気持ちを込めています。

日和ベーカリーのパンは生地の水分量をぎりぎりまで増やして、しっかりと練ってつくっています。これはフワッとした質感やくちどけの良さを感じていただきたいから。
生地を丸めている時はそれこそ赤ちゃんのほっぺのような質感で、いつも「かわいいなぁ」と思いながらつくっているんですよ(笑)。

パンの価格を抑えめにして、「あれもこれも食べたい!」という買い物の楽しさも提供したい、と千葉さん

「地域に根差したお店を作りたい」というのは、オープンした時から考えてきたこと。トレンドや新しいものをどんどん取り入れるのではなく、スタンダードなものを丁寧に。普通だけど、食べると他とちょっと違うぞ、と思っていただけるものをお届けしたいですね。

例えば、おすすめの「あんぱん」。自家製のあんは、北海道産の小豆を使ってしっかり塩を効かせてつくっています。ただ甘く味付けするのではなく、こうすることで小豆の風味がより際立つんです。そんな風に一つひとつのパンにこだわりをもって、地元の方々にご提案を続けていきたいと考えています。

あとがき

住宅街の坂の上の小さくてかわいらしいパン屋さん。朝一で撮影にお邪魔したところ、すでに店内にはその日のパンをお買い物されるお客様がにぎわっていました。食パン・あんぱん・惣菜パンなど、店内に並ぶのは定番のラインナップですが、一口食べるとふっくらほろりとしたおいしさに思わず驚いてしまうはず。良い意味で角がなく、気持ちまでまぁるくしてくれるような味わいは、きっと地元の方の「マイ・スタンダード」として愛されているのだと感じました。

ショップ情報

日和ベーカリー

住所/仙台市泉区黒松2-19-10白鳥ビル1階
営業時間/7:30~18:30
定休日/月・火曜日
電話番号/022-347-4935

URL:https://www.instagram.com/hiyoribakery/

イベント情報

春の小さなパンマルシェ

ウッドエッグガーデン仙台では、3月13日(土)、14日(日)に、ふるさとのおいしいものづくりをご紹介&販売するイベント「春の小さなパンマルシェ」を開催いたします。
宮城県内を中心に、おとなりの山形県からもおいしいパンが届く予定。同時開催でお庭サイズの「おうちアウトドア」を体験できる催しも!

今回ご紹介したお店の出店情報やイベント詳細は、下記リンクよりご確認ください。

URL:https://woodegg.jp/news/569/